2016年7月「菊池和子写真展 フクシマ無念 漂流はつづく

7月2日(土) からは、菊池和子さんの写真展です。是非ご覧ください。

2014年からフクシマの被災地を歩いてきた。その間、仮設住宅で暮らす人々の日常を知り、元の暮らしがあった所を彼らとともに訪ねた。避難解除をむかえる地域にも放射能汚染ゴミの入った黒いフレコンバックがうず高く積まれ、家を追われたときには3世代7〜8人で暮らしていた家も5年の長き不在を体現している。家族崩壊したなかで年寄りだけが取り残されているという核災害5年目の一側面である(菊池和子)

     会期は7月2日(土) 〜 10日(日) まで<6日(水)は定休日>
          12:00 ー 19:00(日曜日は17:00まで)

オープニングイベント

スライドトーク・菊池和子 朗読と筑前琵琶・室井三紀
スライド、詩の朗読、筑前琵琶の音色で、避難解除をむかえる人々と長き不在を余儀なくされたふる里の現状をお届けします。

7月2日(土) 17:30〜19:00 参加費:1,000円 (定員20名)

参加ご希望の方は、メールかFAXでギャラリーまでご連絡ください。

<作者紹介>

 菊池 和子(きくちかずこ)
   1945年 中国石門市(現河北省石家荘)生まれ。
   東京学芸大学卒業後、東京都公立小学校教諭となる。
   48歳のときから夜間の写真学校で学ぶ。54歳で教職を辞し、ポルトガル・リスボ
   ン市で6年間暮らす。2008年に帰国。

  主な作品
   ・筋ジストロフィーの少年と家族を13年間追った「しんちゃん」「命の限り」など
   ・在日韓国・朝鮮人一世のアイデンティティーを追った「チマ・チョゴリの詩がきこ
    える」
   ・ポルトガルの空気感を撮った「PORTUGAL」
   ・東日本大震災後の写真ルポ「葉脈の街に明日を探して」「フクシマ漂流」「フクシ
    マ無念」など

           
    愛犬とともに自宅(原発から17km)へ一人で還る決意をした村井さん(81歳/南相馬市鹿島区仮設)
展示の様子をご覧ください  以前の企画展示はこちらをご覧ください
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