2022年1月「琉金歳月 興安現代水墨画作品展」

1月8日(土) からは、恒例となった中国 内モンゴル出身の興安(ヒンガン)さんの水墨画展です。今回のテーマは『琉金歳月』。作品は大小合わせて約60点、金魚の他、虎や馬などの作品も展示します。是非ご覧ください。

  琉金で金魚の動きを表し、歳月で時間空間の変化を表現したいです。
  この世の全生物と同様、美しくて可愛い金魚も、同じ模様は二匹とい
  ない。これも個体の差を許す神様からの芸術と言えます。その動きは
  美しくて、赤、黒、白、金色が水中で流れているようで、見る側を癒
  してくれます。でも、絶えず泳ぐことは彼らの宿命であると考えると、
  何かのために日々忙しく過ごす自分もそうであると気づき、泳ぐ金魚
  と姿が重なるような気がします。絵画制作に向き合う今の自分を見つ
  め、そして越えることの大事さを認識できた故、伝統に留まらず現代
  人の感性による現代作品を制作していきます。それで今回は金魚鉢に
  いる金魚と一緒に現状を超え、より自由に「泳げる」より広い新境地
  を探求しています。(興安)

    会期は1月8日(土) 〜 16日(日) まで<12日(水)は定休日>
        12:00 ー 19:00(日曜・祝日は17:00まで)


<作者紹介>

 興安(HinGan ヒンガン、ジンアン
   1973年 内モンゴル・フホホト市生まれ。
   2001年 来日
         アサヒビール「アジア留学生美術展」入賞
   2004年 新宿で初個展、以降各地で個展開催
   2005年 「上野の森美術大賞展」入選
   2006年 学芸大学日本画研究室 大学院修了
      同年、芸術ビザ取得、独立した芸術活動開始。
         埼玉県現代美術館で二人展、以降各地でグループ展に参加
   2007年 初めての絵本出版「アローハンと羊」
   2009年 モンゴル人アートグループART-MG結成、代表役
         水墨画教室創設、現在まで続けている。
   2010年 第81回「第一美術展」佳作賞受賞、以降3年連続入賞
   2011年 モンゴルの歴史人物「オバンハン」肖像画制作、シンポジウムで発表。
         内モンゴル民族芸術学院で「芸術における民族性」講演。
         絵本「ひとりぼっちのかえる」出版
   2012年 NHK スペシャル番組「中国文明の謎」(全3部)水墨画アニメーション
                                     原画制作
   2013年 NHK スペシャル番組「古代中国〜よみがえる伝説」(全3部)
                               水墨画作品制作
   2015年 水墨画作品「ジャンガルと12の英雄」
                    新疆・バヤンゴルモンゴル自治州博物館収蔵
   2019年3月 第一美術選抜展 東京都美術館

       

        
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