10月16日(土) からは、長野亮之介さんの作品展です。 翼のあるものに出会いたくて、「わたりの川」の流域をしばしば歩く。未知のウイルスにおろおろするニンゲンを横目に、鳥たちはジュラ紀から変わらぬ生活を悠々と営んでいる。奥山ならいざ知らず、街の中に混じり込んでいる異世界。その住民たちは、かつて恐竜だった時代の巨大な身体を極限まで削って、風に乗ることを選んだ。その無駄のない進化のデザインに見とれながら、身動きができないほどのモノに囲まれた裸の猿としての自分を思う。武蔵野を流れる「わたりの川」で巡り合った鳥たちの姿を切り絵で描いてみました。 (長野亮之介) 会期は10月16日(土) 〜 24日(日) まで<20日(水)は定休日> 12:00 ー 19:00(日曜日は17:00まで)